月刊誌「新潮45」(2017年8月号)に、ノンフィクション作家の川添恵子氏によるオピニオン「中国が仕掛けるハニートラップ最新事情」が掲載されています。
「今年、米国務省の女性職員が中国人男性工作員に嵌められたこと」などをはじめ、中国による情報工作の手口と「中国当局による工作の実例」が紹介されています。
「他国の重要人物が中国を訪問する際、必ず監視されている。必要があれば、中国当局はトラップを仕掛けターゲットを陥れる」
これは、長年スパイ活動に従事した駐シドニー中国総領事館の元一等書記官が10年ほど前に語った言葉です。
川添氏は、「日本の政官財の大物も、長期にわたりそのターゲットである」と指摘し、故・橋本龍太郎元首相の“疑惑”をはじめ、国内における幾つかの事件にも言及。
「永田町にも霞が関にも、中国政府に繋がる情報工作員が深く潜入しており、『その数100人以上』との話もある」としています。
また、中国国内外で繰り広げられるハニートラップや“中国的色仕掛けビジネス”に対して、「中国はなぜこれほどハニトラ大国になってしまったのか?」との問いに、以下のような社会的背景を挙げています。
「人権意識がない(下半身で商売させるのが手っ取り早い)」
「モラルがない(下半身に人格がない)」
「宗教を否定(歯止めがない)」
中国による情報工作は、今後もとどまることがないでしょう。
日本が一日も早く、「スパイ天国」、さらには「ハニトラ(ハニートラップ)天国」から脱することができるよう、今こそ「スパイ防止法」の制定が願われます。
「中国が仕掛けるハニートラップ最新事情」の詳細は、ぜひ川添氏による「新潮45」(2017年8月号)をお読みください。