北朝鮮も依然として日本でスパイ工作を進めています。
治安当局は、小泉訪朝(2002年9月)で拉致を認めた北朝鮮が、その後も日本国内で諜報活動を続け、多くの工作員が暗躍してきたと見てきました。
これまで「北朝鮮で製造されるミサイル部品の90%は日本から輸出されていた」(2003年5月、米上院公聴会での北朝鮮元技師の証言)というのが実態です。
北朝鮮の核施設の元職員で1994年に韓国に亡命した金大虎(キム・デホ)氏は、各施設には多数の日本製の機械や設備があったと証言、「結果的には、日本の技術が北朝鮮の核開発を支えたことになる」と述べています(東京新聞2006年10月12日付)。